代表挨拶

これまでの病院の主要な役割は、高度先端医療を駆使して「病気を治すこと・救命すること・寿命を延長すること」でした。その結果、急性疾患の心筋梗塞、脳卒中、重度の外傷疾患、又、悪性腫瘍を含め、かつては確実に命が失われていた患者も救命出来るようになりました。医療が存在する限り、高度急性期医療の重要性とそれへの国民の期待は今後も変わることはありません。 その一方で、より良い医療設備環境及び医療研究施設が充足され、急成長した急性期医療群が発達する事で世界に類を見ない超高齢化社会がやってまいります。疾病構造が変化し、複数の慢性疾患をかかえる高齢者が増加している現状においては、患者・医療機関の双方に対し、これまでの病院・入院依存の考えから脱却した『ときどき入院、ほぼ在宅』といった在宅生活を基盤とした「地域包括ケアシステム」を構築する事が求められています。その実現にむけ、在宅復帰後の見守りや地域患者とのコミュニケーション活性化、正しい予防医療等の一助として、総合診療クリニックの開設支援、診療データの連携システム構築に邁進してまいります。 今後の医療に求められるのは、診療内容の質の向上及びサービスの向上・患者における医療知識の啓発・混合診療、統合医療等、様々な医療観点を見据えた予防医療医学の啓発活動、医療従事者全般における共存共栄です。 われわれは『高度急性期医療・急性期医療・慢性期医療・すべての医療従事者等』の情報ツールの共有、連携体制が、成立しなければ日本の医療制度改革及び発展は、二極化が広がり、成り立たなくなるのでは?という懸念のもとに、たえず「何の為の医療・誰の為の医療なのか」という事を原点に立ち返り、その時代のニーズに適応した恒久的医療の実現を目指し、努力を重ねていきます。誰もが信頼・安心・連携、バランスのとれた「地域包括ケアシステム」の充足、かかりつけ医等、予防医療医学の啓発における地域支援、在宅医療支援による「ご家族においてのこころ支援等」がわれわれの責務です。

代表取締役社長 北田祥人